パグゆる⑨ 癒しの時間

パグとの生活

🐾夕暮れの散歩道で、大吉と過ごすかけがえのない時間

夕暮れ時、空がオレンジ色に染まり始めるころ、私は大吉とゆっくりと散歩に出かける。日中の喧騒が少しずつ静まり、街が柔らかな光に包まれるこの時間が、私はとても好きだ。
空気が少しひんやりとして、風が頬を撫でる感覚が心地よい。そんな中、大吉はいつものようにマイペースで歩道をのんびりと歩いている。

大吉は足元に広がる草の匂いや、風に乗って運ばれてくる季節の香りを楽しむように、鼻をひくひくと動かしながら歩いている。その姿がなんとも愛らしくて、見ているだけで心がほぐれていく。


彼の歩調に合わせて歩いていると、時間がゆっくりと流れているように感じる。まるで、日常の慌ただしさから少しだけ離れて、穏やかな世界に足を踏み入れたような気分になる。

歩道の脇には、背の低い草花が風に揺れている。大吉はその草花に興味津々で、時々立ち止まっては匂いを嗅いだり、耳をぴくぴくと動かしたりしている。そんな何気ない仕草が、私にとってはとても特別なものに思える。


彼が感じている世界を、少しだけ共有できているような気がして、心が温かくなる。

夕日が沈みかけて、空がどんどん色を変えていく。オレンジから赤、そして紫へと移り変わるグラデーションは、まるで絵画のように美しい。


そんな空の下で、大吉と並んで歩いていると、「今」という瞬間がとても貴重に思えてくる。
日々の忙しさの中で、つい見過ごしてしまいそうな小さな幸せが、ここには確かに存在している。

「あと少しだけ、この時間を楽しみたい」——そんな気持ちが胸に広がる。暗くなり始める前に、もう少しだけこの穏やかなひとときを味わいたい。


大吉の歩く音、風の音、遠くで聞こえる子どもたちの笑い声。すべてが優しく響いて、心を癒してくれる。

ふと、大吉が立ち止まり、こちらを見上げる。その瞳には、安心と信頼が宿っていて、私は思わず微笑んでしまう。「今日も一緒に歩いてくれてありがとう」と、心の中でそっとつぶやく。


彼は何も言わないけれど、その存在だけで私を支えてくれている。言葉では言い表せないほどの癒しと、ぬくもりをくれる。

家に帰る道すがら、空はすっかり夜の色に染まり始めていた。街灯がぽつぽつと灯り、昼間とは違う静けさが広がる。
大吉は少し疲れたのか、歩調をゆるめながらも、しっかりと私の隣を歩いている。
その姿に、今日一日の疲れがふっと軽くなるような気がした。

こんな何気ない瞬間が、私にとってはかけがえのない宝物だ。
大吉と過ごす時間は、特別なことがなくても、心を満たしてくれる。


日々の中で、こうした穏やかなひとときを大切にしていきたい。
忙しさに追われる日もあるけれど、こうして一緒に歩く時間があるだけで、私はまた頑張れる気がする🍀

今日も癒しをありがとう、大吉。また明日も、一緒に歩こうね。

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