【体験記】カムチャツカ半島の地震による津波警報で一時避難——
朝から、カムチャツカ半島で大きな地震が発生したというニュースが飛び込んできました。その影響で、日本の一部地域にも津波警報が発令され、私の住む沿岸部にも緊張が走りました。
うちは海からは少し距離がありますが、私は東日本大震災を経験しています。あの時の津波と混乱を思い出すと、「少しでも危険があるなら逃げる」という判断を迷わずに下せるようになっていました。
息子と愛犬・大吉を連れて、内陸の娘のアパートへ
警報が鳴り続く外の音に胸がざわつきながらも、私はまず息子に声をかけ、そして愛犬のパグ・大吉を連れて安全のため、家より内陸にある娘のアパートへ避難することを決めました。
避難先があるということは、とてもありがたいことです。とはいえ、心は落ち着きません。
避難リュックと大吉の避難グッズをすぐに準備
普段から「もしも」のために用意していた避難用リュックをすぐに取り出し、現金、モバイルバッテリー、保険証のコピー、水、簡易食料などを確認。さらに、大吉がしばらく過ごせるように、ドッグフード、水、トイレシート、おもちゃも車に積み込みました。
緊急時でも、大吉の安心できるものを持っていくことは欠かせません。彼にとっても突然の避難はストレスです。少しでも普段に近い環境を作ってあげたいと思いました。
混み合う道路、焦る気持ち、そして満タン給油
避難先に向けて車を走らせると、大通りに出たあたりからやはり渋滞が始まっていました。やはり、同じように避難を選んだ人が多かったのでしょう。車内では、息子が静かにスマホで情報を確認してくれていました。
そして、ふと気づくと、ガソリンの残量が心もとない。私はすぐに通り道にあるガソリンスタンドに立ち寄り、満タンに給油しました。
この判断も、東日本大震災の時の記憶から来ています。あのとき、給油をしておいたことが、移動や避難、生活にどれだけ大きな助けになったか。パニックになりそうな時でも、あの経験が冷静さを保たせてくれました。


「逃げる」という判断は、決して臆病じゃない
今回の津波は、今のところ大きな被害には至らなかったようで、本当に安堵しています。ただ、私たちは「逃げすぎた」わけではないと思っています。被害がなかったからこそ、避難が無駄だったとは思わない。
経験から言えるのは、「大丈夫かも」よりも「危ないかもしれない」という感覚を大切にすることです。自然災害は、想定を超える形でやってくることがあります。
誰かが「うちは大丈夫」と残っていても、私は家族と愛犬を守るために、少しでも安全な場所に向かう選択をこれからもするつもりです。
今回の経験を通じて伝えたいこと
災害はいつ、どこで起こるかわかりません。だからこそ、日ごろの備えと、冷静な判断力が大切です。ペットを飼っている方は、ぜひペット用の避難グッズもリストに加えておくことをおすすめします。
そして、自分や家族の命を守る行動は、「大げさ」でも「恥ずかしい」ことでもありません。それは、未来を守る大切な選択です。
今夜は、娘の部屋で静かに過ごしています。息子も大吉も少し安心した顔をしていて、私もようやく少し落ち着きました。どうか、これ以上被害が広がりませんように。そして、この記事が誰かの防災のヒントになれば嬉しいです。